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熊野三山歴史講座【平成31年2月23日(土)開催】(2019/02/01)

熊野三山協議会主催の歴史講座を下記のとおり開催します。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます(※入場無料・申し込み不要)。

  • 日時:平成31年 2月23日(土) 午後2時30分~午後4時
  • 場所:ホテルニューパレス 2階 会議室(新宮市新宮7683-18)
  • 講師:山本 陽子 氏 (明星大学 教育学部教授)
  • 演題:『切目王子小考 -片足神の系譜-』

講座要旨

中世、熊野参詣道に設けられた九十九王子の一体である切目王子は、熊野曼荼羅図では杖をつく片足の童子として描かれています。それはなぜでしょうか。これらの童子神に関する伝承は、明治時代の神社合祀令の下、ほとんど途絶えてしまって分かりません。そこで、これらの九十九王子が持たされた護法童子という役割や、「切部絵」とも呼ばれる『宝蔵絵詞』の物語とを併せて、その善にも悪にもなり得る性格から、この片足神の系譜をさかのぼっていきます。

講師略歴

山本陽子氏山本 陽子(やまもと ようこ)
明星大学 教育学部教授。
日本・東洋美術史専攻 早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了 博士(文学)
垂迹(すいじゃく)美術研究の一環として、切目王子や春日赤童子、粉河寺の童男行者など、童子形の神々を描いた礼拝画や絵巻と、その背後にある説話との関係を考察。
著書に『絵巻における神と天皇の表現―見えぬように描く―』(中央公論美術出版)、『絵巻の図像学―「絵そらごと」の表現と発想―』(勉誠出版)、『図像学入門―疑問符で読む日本美術』(勉誠出版)、『はじめての日本美術史』(山川出版社)など。

【お問い合わせ先】

熊野三山協議会事務局 (新宮市商工観光課内) TEL 0735-23-3333

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