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熊野三山歴史講座【平成29年12月9日(土)開催】(2017/12/1)

熊野那智大社御創建1700年 那智山青岸渡寺西国三十三所草創1300年 記念

熊野三山協議会主催の歴史講座を下記のとおり開催します。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます(※入場無料・申し込み不要)。

  • 日時:平成29年12月9日(土) 午後7時~午後8時30分
  • 場所:那智勝浦町体育文化会館(那智勝浦町天満441-8)
  • 講師:清水 健 氏 (奈良国立博物館学芸部工芸考古室長)
  • 演題:『国宝 那智瀧図を読み解く』

講座要旨

東京・根津美術館が所蔵する那智瀧図(国宝)は、等身大の縦長の画面にいわゆる那智の瀧をクローズアップして表した異色の絵画です。実景をよく踏まえており、一見風景画のように見えるこの絵には、実は様々な宗教的な意味が重層的に込められていると考えられます。本講演では、那智瀧図を丹念に観察し、そこに描かれているものをよく理解した上で、日本美術史上に燦然と輝くこの孤高の名画の意味を読み解きます。

講師略歴

鳥羽 重宏 氏清水 健 氏(しみず けん)
奈良国立博物館学芸部工芸考古室長
昭和48年岐阜県生まれ。東北大学大学院博士課程後期単位取得満期退学。
平成16年4月より奈良国立博物館に勤務。 平成27年4月より現職。専門は仏教美術史、工芸史。
論文に「根津美術館本那智瀧図試論 - 制作環境を中心に - 」、 「瀧の彼方にみえるもの - 根津美術館本那智瀧図の意味をめぐって -」、 「神仏と人が織りなす造形」など。
担当した主な展覧会に『特別展 西国三十三所 - 観音霊場の祈りと美 - 』(平成20年)がある。

【お問い合わせ先】

熊野三山協議会事務局 (新宮市商工観光課内) TEL 0735-23-3333

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